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東福岡24-12大阪桐蔭。フィジカル強度は九州>関東>関西?

2020.08.14

「昨年の夏合宿でも、大阪桐蔭戦は重要な試合になった」と東福岡(オレンジ)の藤田雄一郎監督(撮影:長岡洋幸)

 前回の第99回花園(全国高校大会)では東福岡が4強、大阪桐蔭が8強。菅平高原で行われている夏合宿の練習試合で、東福岡が24-12で、大阪桐蔭を破った(8月13日・20分×3)。

 東福岡は、8月12日には前回花園優勝・桐蔭学園と対戦し、17-14で退けている(25分×2、トライ数2−2)。

 近畿大会以来と言っていい全国レベルの実感。九州の雄との対戦を終えた大阪桐蔭の綾部正史監督は、淡々と、しかし緊張感のある表情で試合の成果を述べた。

「お互いに接点にこだわりのあるチーム同士。タックル後のリロードとリアクションで(すぐに起き上がって、守備の態勢を整える)、相手に攻めるスペースを与えないことを意図していたが、そこをやりきれなかった。スコアよりも内容。全国上位のゲームがどんなものかという実感を得ることができた。コンタクト、ブレイクダウンでは6:4で相手を上回りたかったが、当てきれませんでしたね」

 勝った東福岡・藤田雄一郎監督も冷静に、充実感をもって試合を振り返った。

「課題が、よりクリアになりました。コンタクト、ブレイクダウン、やはり大阪桐蔭は強かった」

九州の東福岡、関西・近畿の大阪桐蔭、関東では桐蔭学園。

終了直前の失トライから、相手GKに全員でチャージにいく大阪桐蔭。好チーム(撮影:長岡洋幸)

 コンタクトやブレイクダウンの強さ、ボールを素早く出す力はどこが一番上か。編集部が試合を直接見た印象、選手や関係者の所感を総合すると、現状は東福岡が先陣を切り、桐蔭学園がそれに次ぎ、大阪桐蔭が僅差で追う構図だ。

 もちろん、フィジカルについてはチームによって概念も方法論も違う。力は極めて接近している。夏の消化試合数もまちまちで評価は難しく、あくまで今時点のもの。たとえば桐蔭学園は、夏合宿唯一の試合が12日の東福岡戦だった。

 各校は9月にも試合を予定、大阪桐蔭は11月1日に決勝がある大阪府予選で、東海大仰星と同じ第一地区に入っている。

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