記念の一戦は、地元の看板チームと、クボタスピアーズが主役を務めることになった。
ワールドカップ(W杯)会場となった釜石市で、開催1年を記念するイベント「いわて・かまいしラグビーメモリアルイベント」が10月9、10日に開催される。岩手県、釜石市が中心となる実行委員会が7月27日に発表し、その記念試合が釜石SWvsクボタ スピアーズとなることが明らかになった。ウイルスの感染拡大対策として、観客は3000人ほどに抑えて開催するという。
本来は、2019年10月13日に予定され、台風で中止となったナミビアvsカナダ戦が模索されていたが、ウイルス感染拡大の影響で実現には至らなかった。
地元のプライド、シーウェイブスの対戦相手に選ばれたクボタは、2018年に釜石SWとプレシーズンマッチを行なっていて、柿落とし前の鵜住居スタジアムを見学したり、現地で地域貢献のイベントを開いたりしている。この地での日本代表初試合となったのは2019年7月27日のパシフィックネーションズカップ。ゲームキャプテンを務めたのは、初キャップのクボタ所属、ピーター・ラブスカフニ だった。
両チームにとっては、2021年1月に開幕するシーズンの、準備試合の面も持つこのゲーム。挑戦者となるシーウェイブスは、何試合か試運転を済ませてのチャレンジとなる予定。
記念イベントが開催される両日は、釜石市民ホールにファンゾーンも開設、2019年にまつわる物品の展示、トークイベントなどが行なわれる予定だ。