堀川隆延監督(兼GM)が率いるヤマハ発動機ジュビロのコーチンググループに、2020スーパーラグビーで日本チームのサンウルブズを指揮した大久保直弥氏がヘッドコーチとして加わることが7月27日に発表された。
選手時代にロック、フランカーとして活躍し、日本代表にも選ばれワールドカップにも出場したことがある大久保氏は、引退後、サントリーサンゴリアスでFWコーチとして経験を積んだあと2012年から3季監督を務め、コーチ時代を含めて日本選手権3連覇、トップリーグ2連覇を遂げている。NTTコミュニケーションズシャイニングアークスでもFWコーチを務め、2018年からサンウルブズのコーチングスタッフに参加、そして、日本人で初めてスーパーラグビーチームのヘッドコーチになった指導者である。
ヤマハに加わった大久保氏は、長谷川慎ハイパフォーマンスコーチ、大田尾竜彦コーチングコーディネーター、モセ・トゥイアリイ スキルコーチらとともに厚い指導体制を構築し、堀川監督を支えていく。
ヤマハ発動機ジュビロの2020年度新体制ではそのほか、HO名嘉翔伍が選手とコーチを兼任するプレイングアドバイザーとして新任し、スピードトレーニングの強化を主軸に元陸上競技選手でオリンピック出場の経験もある杉本龍勇氏がテクニカルアドバイザーとして新たに加わった。
キャプテンはLO大戸裕矢が昨シーズンから継続し、ワールドカップ2019日本代表メンバーでもあるFL/LOヘル ウヴェがCTBヴィリアミ・タヒトゥアとともにバイスキャプテンを務める。