赤いジャージーの背番号10が、ピッチの上でも、オフ・ザ・ピッチでもチームの真ん中に立つことになった。
7月10日、キヤノンイーグルスが2020-2021年シーズンのキャプテンを発表。SO田村優が新しく重責を担う。
田村はNECグリーンロケッツから移籍して、2017年シーズンからキヤノンでプレーしている。
2019年の秋は日本代表の司令塔として活躍し、ワールドカップの全5試合に出場(すべて先発)。今年1月12日に開幕したトップリーグでも、コロナ禍によるリーグ中断となるまでの全6試合に出場し(すべて先発)、チームを束ねていた。
就任にあたり、田村新主将は、次のようにコメントを出した。
「大変光栄に思います。 新しい監督、新しいキャプテンになり、何か変えてくれると期待していると思いますが、2人だけで変えることはできません。 チーム全体でスタンダードをあげて、みんなで筋の通ったチームを作っていきたいと思います。
新たなスタート地点に立って、ゼロからのスタートになります。皆さんの応援が力になります。いいチームをつくりましょう」
新キャプテンとともにチームを牽引する副将には、イーグルスでの主将経験もあり、リーダーとしての経験豊富なHO庭井祐輔が就いた。
「サポーターの皆さんの記憶に残るチームを目指す」と、こちらも意欲的だ。
新任の沢木敬介監督は田村の主将就任について、「グラウンド上での態度を見て決めました」と話し、試合中のリーダーシップをさらに発揮することを期待している。