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欧州クラブラグビー大会決勝はマルセイユから変更へ 公衆衛生対策不十分のため

2020.07.10

マルセイユのスタッド・ヴェロドローム。今年は不可となったが来年の決勝会場となる(Photo: Getty Images)


 欧州クラブラグビー大会のハイネケン・チャンピオンズカップとチャレンジカップを運営するEPCR(ヨーロピアン・プロフェッショナル・クラブ・ラグビー)は7月9日、新型コロナウイルスの感染拡大によってもたらされた多くの不確実性により、日程を変更して10月中旬に開催を予定している両大会の決勝を、当初計画していたマルセイユ(フランス)のスタッド・ヴェロドロームではおこなわず、新しい会場で実施すると発表した。

 当初5月に予定されていたハイネケン・チャンピオンズカップとチャレンジカップの決勝は、10月16~18日に延期となり、計画通りマルセイユにある6万7000人収容のスタッド・ヴェロドロームで開催した場合、数万人のファンがフランス南部の港湾都市に旅行することが想定され、コロナ禍、EPCR理事会と地元の組織委員会は公衆衛生危機に際し十分な安全対策が講じられていないと判断した。

 代替会場は未定。

 2019-2020シーズンのハイネケン・チャンピオンズカップとチャレンジカップは、新型コロナウイルスの影響で中断する前にプールステージの全日程を終えており、両大会ともプレーオフに進む8チームは出そろっている。どちらも、準々決勝は9月18~20日に、準決勝は9月25~27日におこなわれる予定。

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