ラグビーリパブリック

超一流が日本でプレー。NZ代表ボーデン・バレット、サントリーへ。

2020.07.03

2019年のワールドカップ でも能力の高さを披露した。(撮影/松本かおり)



 蹴れて、走れて、そのスピードは特級品。SOとしてもFBとしてもワールドクラスのアスリートが日本にやって来る。
 ニュージーランド代表で、現在、NZ版スーパーラグビー『アオテアロア』のブルーズでプレーするボーデン・バレットが、2021年のスーパーラグビーを欠場し、サントリーサンゴリアスでプレーする。

 7月3日朝、「ALLBLACKS.COM』で発表された。バレットは昨年、ニュージーランドラグビーおよびブルーズと4年契約を結んだ。同サイトは、2021年に日本でプレーする計画は、その4年契約の一部で、サバティカル(さらに飛躍するための研究&充電期間)と報じている。
 バレットは2021年1月開幕予定のトップリーグでプレーした後、2021年の国際シーズンに向けてニュージーランドに戻るとされている。 その後、2023年までの残りの契約期間はニュージーランドに残るようだ。

「私にとって、来年は日本でプレーし、その後2年間はブルーズと一緒に過ごし、ワールドカップに向けてオールブラックスでプレーすることは理にかなっている」
 家族も興奮し、日本は魅力的で安全な場所。バレットの、そんなコメントも紹介されている。

 また、現在おこなわれている『アオテアロア』についても言及し、「素晴らしい経験になっている。私は、この大会のすべての時間を楽しんでいるし、これだけの大観衆が集まってくれたことは素晴らしいこと。ブルーズへの移籍をとても気に入っているし、今シーズンはまだやるべき仕事が残っている。素晴らしいコーチングと素晴らしい献身的な選手たちに囲まれた素晴らしい環境だ。日本に向かうことへの興奮が高まる一方で、2021年の後半に戻ってきて、2022年のブルーズのシーズンに入ることを楽しみにしている」としている。

 ニュージーランドラグビー協会プロラグビー&パフォーマンス担当、クリス・レンドラム氏の言葉もある。
「今回の契約は、今年日本でプレーしたボーデンのオールブラックスでのチームメート、ブロディ・レタリック(神戸製鋼)とサム・ホワイトロック(パナソニック)の契約と似ています。 我々の契約に柔軟性を持たせることは重要な鍵。トッププレーヤーが異なるラグビー環境でリフレッシュしながらも、ニュージーランドラグビーに専念することができる」
「長期的に見て、双方にとって素晴らしいこと」と締めくくっている。


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