今年、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスを退団してサンウルブズの一員としてスーパーラグビーに挑戦した小倉順平(27歳)が、ジャパンラグビートップリーグのキヤノンイーグルスに入団することが6月15日に発表された。
また、8年在籍した神戸製鋼コベルコスティーラーズを退団した安井龍太(30歳)もキヤノンへの移籍が決まった。
キヤノンは新スタッフも発表し、サンウルブズでコーチングコーディネーターを務めていた沢木敬介が監督に就任することが明らかになった。
そして、昨シーズン限りで日野レッドドルフィンズを退団した元日本代表バックローの佐々木隆道がキヤノンのFWコーチとして新たな一歩を踏み出す。
ディフェンスコーチにはニュージーランド代表のアナリストやブルーズ(スーパーラグビーチーム)のアシスタントコーチなどを務めたことがあるアリスター・ロジャースが就任した。
日本代表スタンドオフとして4キャップを持つ小倉は、「尊敬する沢木監督のもと、日本一のスタンドオフである田村(優)選手とプレーすることが自分の成長につながると思い入団を決意しました。私にとって大きな挑戦ではありますが、イーグルスの仲間とのプレーがとても楽しみです」とコメント。
元日本代表フランカーの安井は、「まだ自分のピークはこれからだと思っているので、向上心を持ち、一日一日成長していけるよう日々努力し、キヤノンイーグルスに欠かせない選手になり、ひとつでも多くの勝利に貢献できるよう精いっぱい頑張ります」と意気込む。
サントリーサンゴリアスの指揮官時代にトップリーグと日本選手権の2冠を2季連続で達成したことがある沢木監督は、「結果にこだわりチーム全員が団結しファンの方はじめ皆に尊敬され愛されるチーム、そういう未来を全員で築きたいと思います」と抱負を述べた。
そして、選手として引退しコーチングキャリアをスタートした佐々木FWコーチは、「常に学び続け、選手たちの成長をサポートできるようにベストを尽くします」とコメントした。