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ボーデン・バレットがブルーズデビューへ 古巣相手に15番で先発

2020.06.12

6月12日の練習中、ダン・カーター(写真手前)と会話するボーデン・バレット(Photo: Getty Images)


 新型コロナウイルスが収束してラグビー再開が決まり、3万7500人以上の観客が予想されるイーデンパークで、ボーデン・バレットがブルーズデビューする。

 コロナの影響で3月中旬に中断となった国際リーグ「スーパーラグビー」の代替としてつくられたニュージーランド国内大会「スーパーラグビー アオテアロア」は、今週末に開幕。6月14日に地元オークランドでキックオフを迎えるブルーズが試合登録メンバーを発表し、ニュージーランド代表のエースでもあるバレットは古巣のハリケーンズを相手に、背番号15をつけフルバックで先発することが明らかになった。

 ニュージーランド代表“オールブラックス”で獲得した83キャップのうち、多くをスタンドオフ(10番)としてプレーしてきたバレットだが、昨年のワールドカップでは出場した5試合すべて15番をつけており、ブルーズでもフルバックで才能を伸ばすこととなる。2016年と2017年のワールドラグビー年間最優秀選手でもあるバレットは、今年ブルーズに新加入したものの、中断する前の2020スーパーラグビーでは出場していなかったため、新天地のファンの前でようやく勇姿を披露する。

 ハリケーンズ戦でブルーズの10番を務めるのは25歳のオーテレ・ブラック。
 神戸製鋼コベルコスティーラーズを退団後、ブルーズ入りで世間を驚かせた元オールブラックス司令塔のダン・カーターは、開幕節の試合登録メンバーには入っていない。“パーフェクト10”と呼ばれる38歳のレジェンドは、6月4日の入団会見で、「(新型コロナウイルスの影響で)数か月間プレーしていないので、準備ができるまでには数週間かかるだろう」と話していた。

 ニュージーランドの5チームが参加する「スーパーラグビー アオテアロア」は、6月13日にダニーデンで開催されるハイランダーズ対チーフス戦を皮切りに、8月16日まで10週連続でおこなわれる。

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