昨年12月に膝を手術し、長期リハビリを続けていたニュージーランド代表のアーディー・サヴェアが、7か月半ぶりに試合フィールドに復帰することが決まった。所属するハリケーンズが、6月14日にオークランドでおこなわれる「スーパーラグビー アオテアロア」開幕節・ブルーズ戦の試合登録メンバーを発表し、バックローのサヴェアはベンチ入りすることが明らかになった。
26歳のサヴェアは、昨年のニュージーランド年間最優秀選手で、ワールドラグビーのプレーヤー・オブ・ザ・イヤーにもノミネートされた世界クラスのフランカー。試合に出場するのは、昨年10月26日に横浜でおこなわれたワールドカップ準決勝でイングランド代表に敗れて以来となる。
ハリケーンズのジェイソン・ホランド ヘッドコーチは開幕へ向けて、「いま負傷者はわずかで、ほとんどの選手は機会を求めて必死にやってきた。アーディーは順調に回復しており、彼が戦列に復帰することに興奮している」とコメント。規律の整ったチームにはフィジカルバトルを制することを期待している。
新型コロナウイルスが収束したニュージーランドでは、世界中のプロラグビー大会で初めて、観客の入場を制限なしで開催することとなり、オークランドのイーデンパークでおこなわれるブルーズ対ハリケーンズ戦は3万7500人以上のファンがスタジアムで観戦すると予想されている。