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バドミントン「フクヒロペア」門出でラグビー山田章仁がMC

2020.06.05

スクリーンショット写真上左から山田章仁MC、廣田彩花選手。下が福島由紀選手。


 NTTコムの山田章仁が6月4日、女子バドミントン日本代表のフクヒロペアこと福島由紀、廣田彩花ペアの新チーム入団会見の司会を実施。来夏以降への延期が決まったオリンピック東京大会の出場が期待される2人から、新天地にかける思いなどを引き出した。

 新型コロナウイルスの感染が広まった今年、山田は日本代表でともにプレーした五郎丸歩らとオンライントークイベントを実施するなどインターネット上で幅広く活動してきた。

 その延長で実現した今回の記者会見は、「バドミントン日本代表 福島由紀・廣田彩花ペア 丸杉Bluvic入団 オンライン記者会見」と名付けられた。発表されたのは、前所属先が経営不振に陥っていた2人のチーム移籍。かねて国内リーグ2部にクラブを加盟させていた株式会社丸杉が、別途作った同1部加盟チームにフクヒロペアを含む計16人を受け入れる。

 ここで山田は、事前に集めた質問をもとにオリンピックへの思いやプレースタイル、メンタルの作り方などについてテンポよく質問する。

 山田「メンタルが強いのはどちらですか? 試合中、乱れないとか。おふた方、強そうなイメージはありますけどね…」

 福島「メンタルの波みたいなのはあるので、そこを2人でカバーし合いながらコミュニケーションを取っています」

 山田「直接、対戦相手と話したわけじゃないですが、廣田さんはポーカーフェイスだからピンチの時でも表情が読まれにくいんじゃないですか? 対戦相手は読みづらいんじゃないかと。表情は崩さずと決めているのか、それとも昔からナチュラルに淡々とやると」

 廣田「若干、焦っていても顔に出ていないと思います。もとから、そんな感じだと思います」

 山田「それはね、アスリートにとっての最大の強みですね。表情(の奥)が相手にバレないって、どんなテクニックよりも大切だと私も思います。それがおふたりの強みですよね。…いまはちょっと緊張している面影はありますが、ここもポーカーフェイスで!」

 終盤は報道陣による質疑の時間を想定より5~10分程度、長く確保し、「SNSが発展しておりますが、やはり既存のメディアの皆様のお力が大事な時代でもあります」と強調。もともとファンだったというフクヒロペアに多くの味方をつけるのが狙いで、福島も現状について聞かれて「試合ばかりの時は(じっくりと)練習できる機会もなかったので、プラスに考えて基礎的な部分もレベルアップしたい」と前向きに発した。

 ちなみに司会者の今日の反省点は、「(最後のスクリーンショットタイムで)胸のロゴを映してもらうよう言えなかったこと」らしい。終幕後にはこう締めた。

「硬くならないようにはしたいと思っていて。向こうに自然体で臨んでもらいたいじゃないですか? だから、僕も自然体でいかないと。僕が質問を受ける時にも思うんですけど、僕(聞き手)が焦っているとだめ。もちろん、(心の)なかでは緊張しましたけど」

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