2018年に7チーム参加で始まった北米プロリーグのメジャーリーグラグビー(MLR)は、着実に発展を続けており、このたび13番目のチームが誕生した。アメリカ有数のグローバル都市、ロサンゼルスを拠点とする新しいフランチャイズが現地時間5月28日に公式発表となった。
ロサンゼルスに初めて誕生した新チームの名は、「LAギルティニス」。マティーニをベースにしたプレミアムカクテルにちなんで名付けられたという。オーナーはオーストラリアの投資会社だ。
カリフォルニア州を拠点とするMLRチームは、サンディエゴ・リージョンに次いで2番目となる。
LAギルティニスはベニスビーチを本拠地とし、ホームスタジアムには、約7万7000人収容のロサンゼルス・コロシアムが候補に挙がっている(協議中)。また、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)と協力して高性能施設を開発し、地域のユースラグビーに多大な投資をおこなう計画だという。
ヘッドコーチには、かつて豊田自動織機シャトルズで指導したことがあるオーストラリア出身のダレン・コールマンが就任。アシスタントコーチには、ワールドカップ出場経験もある元オーストラリア代表NO8のスティーブン・ホイルズが任命された。
LAギルティニスを所有する投資会社、ロイヤルズ・ラグビーのマット・バージェスCEOは、「世界で最も人気があるスポーツのひとつを世界で最も多作なエンターテイメント市場にもたらすことは我々の特権です」とコメントし、来季2021年シーズンのMLR参戦を楽しみにしている。