ラグビーリパブリック

ラグビー金言【16】学び続けろ。それがプレーに出る。将来を支える。

2020.05.28

1988年9月23日生まれ。181㌢、94㌔のライアン・クロッティ。(撮影/松本かおり)



 日本の国内シーンでの初舞台となるトップリーグ2020では、実施された全6試合でプレーした(5戦先発)。クボタスピアーズに加入したCTBライアン・クロッティはワールドカップの疲れも見せず、全力でチームに貢献し続けた。

 181センチ、94キロ。インターナショナルレベルのCTBとしては決して恵まれた体格ではないが、オールブラックスでのキャップは48。クルセイダーズでの活躍も含め、世界を相手に戦えたのは、重ねてきた努力と、強いメンタルがあったからだ。
 ラグビーマガジンでは昨年のワールドカップ前、千葉・柏でキャンプ中のチームを訪ね、話を聞いた。

【ライアン・クロッティの金言】

「プレッシャー。それは避けられないもの。受け入れることから始めるのが大事だと考えています。その上で、それに向かっていく。プレッシャーは決して心地いいものではありませんが、それを楽しむ気持ちになる。圧力を感じているからこそベストが引き出されることもある」

「準備。その結果がパフォーマンスに直結します。レベルの高い準備には、必ず結果がついてくる」

 国際規格では小柄も、トップクラスでやれる秘訣は「気にしないこと」と言った。
「自分が持っていないものは気にしない。自分らしくあることが大事。得意なことにフォーカスする。そこで頑張る。大きい人にはないスピードで、賢く戦う。フットワークを使い、タックルは低く。どんなに大きな相手でも足をつかめば走れない。他人を気にせず、自分を信じ、ベストであると自信を持つんだ」

「いい選手であることに重要なのは、筋肉の大きさではなく、心の大きさ。これが(上記のマインドを含め)ほとんどのことを解決する」

「同じことを何回でも繰り返す。人から信頼とリスペクトを得るには一貫性を持つこと。そのためにも、若い選手には学び続けろと言っています。それがプレーに出るし、自分の将来も支えるぞ、と」


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