ラグビーリパブリック

【動画】初心者から育てる。浦高のトレーニング[6]_砂場メニュー

2020.05.13

三宅邦隆監督(現部長)は日本ラグビー協会のコーチングアワード「フロンティア賞」を受賞した。「型」と「主体性」の相乗効果でチーム力を伸ばし、過去最高の戦績へ駆け上がった(撮影:早浪章弘)

MENU_19 砂場 密集ドライブ・1v1  

注目! コンタクトor密集ドライブの姿勢

◎GOOD
ヒザを折って体勢を低く。腰よりも頭を高く。前を見る。ボールを隠し、ガードする

やり方
・1対1で押し合いながら、ボールも奪い合う

CHECK!
●ボールを守るためのコツ

Q1:相手の腕がボールに絡んできたら?
A1 →肩を切る

両手でボールをつかみ直し、肩ごと振り切るように、押しながら相手の体を振りほどく

CHECK!

●ボールを守るコツ
Q2:ボールごと相手に持ち上げられそうになったら?
A2 →逆ロールで、相手の力を利用する
「下から上へ」、鋭くスピンするように上方向へ抜け、再び低い体勢に。

下から締め上げられ、足場も怪しい…
いったんしっかり沈んで、一気に上方向へスピン!

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MENU_20 砂場 密集ドライブ・1v2  

↑動画は「1対1」の状態

やり方
・1対2で押し合いながら、ボールも奪い合う(写真は1対1の状態)
*ディフェンス側(ボールがない側)が2人

CHECK!

●ボールを守るコツ
Q3:密集の中で、ボールを保持していた側から別の相手選手が圧力をかけてきた場合は?
A3 →ボールの位置、首の位置を変える(首を抜く)

いい姿勢! 写真手前側から相手が絡んできたら

まずボールを両手で抱えて
反対側へキープ。自分の首も反対側へねじ込めれば

It’s浦高’s WAY【まとめ】***三宅邦隆部長*******

ディフェンスは「がんばれる」。

アタックに比べて、ディフェンスはチームによるリアクションの要素が大きい。努力すれば、ある程度のレベルまでは、どんな選手もチームも到達できます。いわば、「がんばり」が結果に反映しやすい分野ですね。

今回紹介した「砂場メニュー」の分野は、「がんばるほど結果が出る」領域です。個々のプレーはもちろん、活動中断期間を生かして、チームの採用している攻め方、守り方などを整理しておくのもいいかもしれません。

(『初心者から育てる。浦高のトレーニング』おわり)

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