ラグビーリパブリック

三菱重工相模原ダイナボアーズ 17年在籍した藤田幸仁などが勇退

2020.05.12

藤田幸仁(左)と青木和也


 ジャパンラグビートップリーグの三菱重工相模原ダイナボアーズは5月11日、2019-2020シーズンをもって退団することが決まった8選手を発表した。

 17年間在籍したスクラム職人、藤田幸仁(39歳)が勇退。ダイナボアーズ一筋だったベテランプロップはチームを通じ、「17年間応援いただきありがとうございました。何度もはね返されたトップリーグへの壁を乗り越え、 2度の昇格を経験できたことは、私の財産であり誇りです。 家族や職場の方々、そしてファンの皆様に支えられ、 ここまでプレーすることができました。本当にありがとうございました」とコメントした。

 そして、クリーンファイターズ(現 クリーンファイターズ山梨)を経て2012年から在籍し、副将も務めたことがあるWTB/FB青木和也(31歳)も現役引退を決めた。これまで支えてくれたファン、職場の人々、チームメイト・スタッフ、そして家族に感謝を述べた青木は、「私は、ダイナボアーズが入替戦に挑戦し始めた2012年シーズンから8年間プレーさせていただきました。トップリーグ復帰までの7度の入替戦及びトップリーグでの初勝利までの全過程を選手として経験できたことは私の中で大きな財産です」と思いを伝えている。

 そのほか、4年在籍したSO/CTB森田慶良(29歳)とSO渡邉夏燦(26歳)、2年在籍したPR薄井諒介(25歳)、1年在籍したSH大崎琢也(26歳)も退団。ニュージーランド出身のPRアルバート・アナエ(30歳)とSOダニエル・ホーキンス(29歳)も新しい道へ進む。

 そして、すでに明らかとなっていたが、元ニュージーランド代表のコリン・スレイドが2020年度新加入することも公式発表された。SO、FBなどバックラインの複数ポジションでプレーできる32歳のスレイドは、オールブラックスで21キャップを獲得し、2011年と2015年のワールドカップ連覇にも貢献。ダイナボアーズに加わる前はフランスのポーに5シーズン所属していた。

新加入する元NZ代表コリン・スレイド。写真はフランスのポーでプレーしていた頃(Photo: Getty Images)
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