日本代表WTBとして昨年のラグビーワールドカップでも活躍したレメキ ロマノ ラヴァが、7季在籍したHonda HEAT(ホンダヒート)を退団することが4月27日に公式発表された。
キヤノン、マツダを経て2013年度にHondaの一員となったニュージーランド出身のレメキは、降格も経験したチームで奮闘。再昇格を果たして臨んだ2018年度のトップリーグでは最多トライゲッターとなり、ベストフィフティーンにも選出された。
桜のジャージーを着たのはセブンズの舞台が先で、日本国籍を取得し2016年には7人制ラグビー日本代表としてリオデジャネイロオリンピックに出場、4位入賞の快挙を遂げた。そして同年11月に15人制日本代表としてデビューを果たし、これまで15キャップを獲得。2019年のワールドカップでは4試合に出場(3試合先発)し、プールAのサモア戦でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれるなど、ジャパン悲願のベスト8入りに大きく貢献した。
パワーとスピードを兼ね備えた勝負強いランナーである31歳のレメキは、Honda HEATの公式サイトで、「Honda HEATで過ごした山あり谷ありの7年間、苦しい困難な時も皆さんが諦めずに支えてくれたからこそ今の我々があると思います。心から感謝致します。試合会場でまたお会い出来る事を楽しみにしています」とコメントしている。
そして、南アフリカ代表の2019年ワールドカップ優勝に貢献した身長206センチの大型LOであるRG・スナイマン(25歳)も3年過ごした三重県鈴鹿市を離れることになった。来季はアイルランドのマンスターに加入することが決まっているスナイマンは、「Hondaを離れる事は大変難しい事です。新しい出会い、沢山の思い出…試合日にはファンの皆様が送って下さる熱い応援をいつも楽しみにしていました。Honda HEATで過ごした素晴らしい思い出を胸に、これからもHonda HEATを応援していきたいです。日本での時間を忘れられないものしてくださった皆様に心から感謝致します。Honda、日本は私の第二の故郷です。本当にありがとうございました!」と別れを惜しんでいる。
そして、7年在籍した元フィジー代表のNO8トマシ ソンゲタ(36歳)、5年在籍したSH香山良太(29歳)、4年在籍したPR越田勝利(26歳)とFLミロ デビッド(35歳)、3年在籍したFBエイダン・トウア(30歳)、2年在籍したLOジョシュ・ベックハイス(34歳)とSOベイデン・カー(30歳)もHonda HEATを退団することが発表された。