ラグビーリパブリック

元気なあいさつが嬉しい。クボタの「今日のおはよう」知ってる?

2020.04.25

トップバッターとなったFL稲橋良太(クボタスピアーズのFacebookより)



「おはようございます!」
「おはよう!」
「ご安全に!」
 選手の個性が感じられる様々なあいさつが、一日の始まりを明るくしている。

 国内最高峰トップリーグに参加するクボタスピアーズが、チーム公式SNS(Twitter、Instagram,Facebook)で4月8日より配信を始めた、あいさつ動画シリーズ「今日のおはよう」。

 トップバッターのFL稲橋良太に始まり、HO杉本博昭、WTB/FB近藤英人など、選手一人ひとりの個性を感じられるあいさつ動画を、毎朝一選手ずつアップ。「元気になった」「毎朝の楽しみができました」などファンに好評だ。

 スタッフによる挨拶のポイント解説も楽しい。あいさつ動画を始めた経緯についてチームスタッフはこう語る。

「ラグビー選手はコミュニケーションスキルが高いと感じており、一日の最初のコミュニケーションであるあいさつを通し、皆さんにラグビー選手の価値を提供できないかと考えました。選手の顔と名前を覚えてくれたら嬉しいです」

 現在チームは新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から活動を休止しているが、休止前に選手が集まった機会を逃さず動画を撮りためた。アイデアと機転、行動力から実現した企画だ。

 そもそもフラン・ルディケ ヘッドコーチも含め、クボタスピアーズはしっかりとあいさつをするスタッフ、選手が多いという。
 
 新型コロナウイルスの影響により3月23日に中止が発表されたトップリーグ2020だが、シーズン4勝(2敗)に貢献したオーストラリア代表のSOバーナード・フォーリーは、毎回練習のたびにスタッフ一人ずつとあいさつ、コミュニケーションを取るという。
 
 仲が良くチームの雰囲気も明るいため、元気なあいさつの動画は、クボタスピアーズというチームを象徴する取り組みでもある。

 あいさつ動画の他にも、選手の個性をプロ野球カードで表現するもしもシリーズなど、ユニークな企画に取り組む。「選手達がスタッフのアイデアに協力的なので発信しやすいです」(前出のチームスタッフ)。つい気分が沈みがちな日々を、ラグビーの力で明るくしていく。


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