初となる著書を刊行したラファエレ ティモシーの愛犬、ジャックスくんが本人のSNSなどで人気を博している。
著書『つなげる力 最高のチームに大切な13のこと』は、ティモシーが半生をたどりつつ、2019年日本代表として、チームで働くためのキーワードを、実感を込めて綴った力作だ。掲載されている撮り下ろし写真が話題だが、ジャックスくんは、オフショットにちらりと登場。ラファエレのSNSには度々登場している愛犬だ。
今回の著書の編集者である Nさんは、ラファエレがジャックスくんと暮らすようになったいきさつについて、映画がきっかけであると聞いていた。主役の犬が素晴らしかったので、犬を飼いたいと思ったーーそれも日本犬を求めたのだという。
その作品は、日本で公開された映画『ハチ公物語』のハリウッド版で、リチャード・ギア主演の『HACHI 約束の犬』(2009年アメリカ)だった。
確認のため、作品についても調べを始めた Nさんは途中で青くなった。
ハチは黄金と白の秋田犬。ジャックスくんは、柴犬それも、黒柴だ。
言えない。ジャックスくんに対する、時に親バカとも思えるくらいの愛情を隠しもしないラファエレに、Nさんは「ジャックスとハチは、別の犬種ですね」とは言えそうもなかった。
日本犬を探していて、勘違いをしてしまったのか。いいや、見た目からこれだけ違うのに。ラファエレ、どうして?…
謎は、映画を初めから観れば解決した。そしてほっとした。
なんとこの映画、「秋田犬である忠犬ハチ公の幼犬時代役に、柴犬の仔犬を起用する」という荒業を使っていたのだ。ラファエレが「ビューティフル」と感じたのは、成犬ハチではなく、多分はじめから幼犬(役)のほうのハチだった。
著書の172ページには、ジャックスくんに対する優しいまなざしが、こんな風に綴られている。
「犬以外で好きな動物はオオカミ。美しいだけじゃなく、怖さもある。ジャックスは、オオカミに似ていると思う」
もしやラファエレは、秋田犬を求めて柴犬を愛してしまったのではないかというNさんの心配は杞憂におわった。
試合場面のリアルな描写からオフタイムの空気まで、ラグビー選手についてあれこれ分かるラファエレの著者は、5月13日に発売予定。
*ラファエレ ティモシーのSNSはこちら
・Instagram: https://www.instagram.com/timlafaele/
・Twitter: https://twitter.com/TimLafaele
・愛犬ジャックスくんのinstagram: https://www.instagram.com/shibainu.jax/
●書誌情報
『つなげる力 最高のチームに大切な13のこと』
(ハーパーコリンズ・ジャパン刊)
ラファエレ ティモシー[著]
刊行日:2020年5月13日
予価 :1400円(+税)
頁数:180 ページ