ラグビーリパブリック

北米MLRのニューヨーククラブ、神戸製鋼退団示唆のカーターを狙う。

2020.04.21

世界的スターのダン・カーター。昨年は映画『Dan Carter: A Perfect 10』が公開された(Photo: Getty Images)


 神戸製鋼コベルコスティーラーズを退団することを示唆した元ニュージーランド代表SOのダン・カーターを、北米プロリーグMLR(メジャーリーグラグビー)のラグビーユナイテッド・ニューヨークが獲得に動いていることが明らかになった。

 ラグビー専門サイトの『RugbyPass』などが報じており、ラグビーユナイテッド・ニューヨークは2年契約を結んでいた元フランス代表CTBのマチュー・バスタローが1シーズン限りで退団して母国のリヨンに復帰することが決まったため、新たなビッグネームを探しているという。

 新型コロナウイルスの影響で2020シーズンは途中で中止となり、財政難となったアメリカラグビー協会が破産を申請したこともあって存続が心配されているMLRだが、ラグビーユナイテッド・ニューヨークは来季へ向けて元イングランド代表主将のFLクリス・ロブショウ(ハーレクインズ所属)とも交渉していると報じられており、サラリーキャップ制度違反でプレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)から降格することになったサラセンズの選手も期間限定で来季MLRに参戦するのではないかと噂されている。

 2020MLRでは、元日本代表PRの畠山健介(ニューイングランド・フリージャックス)、ワールドカップ2019で優勝を遂げた元南アフリカ代表PRのテンダイ・ムタワリラ(オールド・グローリーDC)、元ニュージーランド代表CTBのマア・ノヌー(サンディエゴ・リージョン)などもプレーし話題となった。

 去就が注目される38歳のカーターは、神戸製鋼を退団する場合は現役を引退する可能性もある。

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