えっ、トライが9点?
アジア、オセアニアの6チームによる「グローバル・ラピッド・ラグビー」が発足。3月14日に1次リーグの3試合で火ぶたを切ったが、早々にコロナ禍で第2週以降が順延。4月7日には、シーズン終了がアナウンスされた。
注目されたのは「ラグビーは一層の改革が必要。もっとボールをプレーしてファンにアピールすべきだ」として採用された新ルール。
その柱となったのは「自陣22㍍以内を起点とした連続攻撃でトライを挙げた場合は、ゴールキックなしで9点とする」というルール。防御側の反則で中断しても、攻撃継続として9点の「パワートライ」を認める。カウンター攻撃を奨励し、“快速ゲーム”を志向してアタックに十分報いようという狙いだ。
1回戦では早速、2試合でパワートライが記録された。ウェスタン・フォースが51-14でマレーシア・ヴァルケを下した試合で、7-0から1本記録、一気に16-0とした。同じパースでマヌマ・サモアが27-57でサウスチャイナ・タイガースに敗れた試合でも、後半にパワートライで一時27-24と逆転した。残り1試合はチャイナ・ライオンズが29-22でフィジー・ラトゥイを下した。