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去就注目のカーター、神戸製鋼とファンに感謝。「レガシーの一部になれてよかった」

2020.04.18

2018年9月に秩父宮でサントリー戦勝利後、ファンに祝福される神戸製鋼のダン・カーター(Photo: Getty Images)


 神戸製鋼コベルコスティーラーズに在籍する世界的スターのダン・カーターが、4月17日に自身の公式インスタグラムを更新し、クラブやファン、そしてチームメイトたちへ感謝の思いをつづった。
 世界最高の司令塔と呼ばれた38歳のカーターは、2019-2020シーズンをもって神戸製鋼との2年契約が満了となり、去就が注目されている。来季契約等については不明だが、インスタグラムには、神戸製鋼の練習グラウンドを去る自身の後ろ姿や、入団会見時の写真、チームメイトたちとの思い出のホットショットなどが投稿されている。

 ニュージーランド代表で112キャップを重ね、2011年と2015年のワールドカップ連覇に貢献し、世界最優秀選手賞に3度選ばれるなど数多くの栄冠に輝いたカーターは、日本ラグビー界でもベストを尽くした。
 2018-2019シーズンのトップリーグで神戸製鋼を15年ぶりの優勝に導き、自身はMVPを受賞。2019-2020シーズンもレジェンドの雄姿と世界最高のプレーを楽しみにしていたファンは多かったに違いないが、新型コロナウイルス感染の世界的大流行により、今年の国内ラグビーがおこなわれたのは2月下旬までで、シーズン中止を余儀なくされた。

 カーターは、日本ラグビー協会がすべての大会を中止にしたことを「正しい判断だと思う」と述べている。トップリーグ連覇に貢献したいと思っていたため、それができなくなったことは残念だとしながらも、インスタグラムに投稿されたメッセージは感謝の言葉で締めくくられていた。
「私を歓迎し、過去2シーズンをこれまでプレーしたなかで最も楽しいラグビーのひとつにしてくれたクラブ、ファン、そしてチームメイトに感謝します。クラブの未来はとても明るく見えている。神戸製鋼コベルコスティーラーズのレガシーに私の小さな一部を加えることができてよかったです」

 2018年に神戸製鋼コベルコスティーラーズに入団したとき、カーターはこう言った。

「神戸とは2季契約。残念ながら若くないので、それ以降はわからない。ただ、自分のキャリアは神戸で終わらせようと思っています」

 もし退団となれば、現役引退の可能性もある。

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