昨年のラグビーワールドカップ日本大会で南アフリカ代表の優勝に貢献したフランソワ・ステインが、モンペリエ(フランス)での4季目を終えたあと帰国し、来季はチーターズに移籍することが明らかになった。2年契約。フランスへ向かう前は日本の東芝ブレイブルーパスに在籍しており、ステインが母国のラグビー界に復帰するのは5年ぶりとなる。
プロキャリアはシャークスで始めたが、高校時代はチーターズの本拠地であるブルームフォンテインで過ごし、同地区があるフリーステート州のジュニア代表チームでもプレーしたことがあるため、古巣復帰ともいえる。
5月に33歳の誕生日を迎えるステインは、バックスの複数ポジションでプレーできる万能選手であり、南ア代表として67キャップを持つ。2007年にもワールドカップ優勝の美酒を味わっており、昨年開かれた日本での大舞台ではCTB、WTB、FBとして6試合に出場した。
クラブシーンではシャークスのメンバーとしてスーパーラグビーなどで活躍し、ジャパンラグビートップリーグ(東芝)、フランス最高峰リーグのトップ14(ラシン・メトロ、モンペリエ)や欧州大会でもプレー。今度新加入するチーターズは2017年を最後にスーパーラグビーから離脱してプロ14に加盟しており、アイルランド、ウェールズ、スコットランド、イタリアのプロチームも集う同リーグで、ステインは新たな挑戦をする。