ラグビーリパブリック

日本ラグビー選手権大会 初の開催中止決定。新型コロナウイルス感染拡大で。

2020.04.02

 日本ラグビー協会は4月2日、今年5月23日と30日に開催を予定していた「第57回 日本ラグビー選手権大会」の中止を決定したと発表した。
 新型コロナウイルスによる影響が拡大しており、大会を安全に開催する担保ができないこと、大会に臨む十分な準備ができないことを考慮し、開催の中止を決定したという。

 前身のNHK杯から数えて1960年度に始まったこの大会(日本選手権としては1963年度から)が開催中止になるのは初めて。今回はトップリーグの上位4チームで争われる予定だったが、トップリーグ2020は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によりシーズン途中で中止となり、日本選手権については開催を目指していたものの感染拡大をめぐる状況は深刻さを増しており、中止が決定した。

 日本ラグビー協会の森重隆会長は「長い歴史を誇る本大会の開催が大会史上初めて中止となることは大変残念でございますが、感染拡大防止のためいま私共にできることに引き続き取り組んでまいります」とコメントした。

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