コカ・コーラレッドスパークスが4月1日、2020年度の新加入選手7人を発表し、元日本代表バックローのマルジーン・イラウアが加入することが明らかになった。
イラウアは帝京大の主要メンバーとして大学選手権7連覇を遂げたあと東芝ブレイブルーパスに進み、東芝の1年目だった2016年に日本代表デビュー、テストマッチ7試合を経験している。2017年にはサンウルブズにも加わりスーパーラグビーで奮闘した。その後、東芝から清水建設ブルーシャークスに移籍し、清水建設を退団したあとは母国ニュージーランドのカウンティーズ・マヌカウでプレーしていた。
桜のジャージーを着た選手はもうひとり、7人制日本代表として2018年のワールドカップ・セブンズに出場したジョー・カマナもレッドスパークスの一員となった。東京オリンピックのトレーニングスコッドにも名を連ねているカマナは、15人制ではCTB、WTBでプレー。昨季までマツダブルーズーマーズに5年間在籍していた。
その他の5人はこの春に大学を卒業したニューフェイスで、大東文化大出身のPR塩田蔵人とCTB星野大紀、九州共立大出身のHO西村光太、法政大出身のSH中村翔、立正大出身のSO今泉仁もレッドスパークスでの活躍が期待される。
なお、新年度のスタートとなった4月1日、レッドスパークスはYouTubeにて、東京オリンピック・7人制日本代表候補選手でもある吉澤太一から新社会人へのメッセージを公開。新型コロナウイルスの影響により、コカ・コーラ社は入社式が秋に延期、入社式の代わりとなる予定だったオリエンテーションも中止が決まり、ラグビー部内で、新入社員に何かできないかと話し合い、エールメッセージを配信することを決めたという。
今できることをやること、前を見て一緒に乗り越えようという思いを吉澤の言葉で語っている。