世の中に閉塞感の漂う最近。家にこもる時間が長くなった人も多いだろう。
そんなときは、せっかくだから本を読もう。
あまり読書をしないという人も、ラグビーのものならとっつきやすい。興味のあるものから読む。それが読書習慣を身につけるきっかけになる。
2月に発売された「ONE TEAMのスクラム」(光文社新書/本体1100円+税)なんていいかもしれない。
2019年のワールドカップで、日本代表躍進の原動力となったスクラムの内部に、松瀬学さんが深く深く入り込んだものだ。
スクラム・ドクターでありスクラム番長の長谷川慎コーチの理論。
PR稲垣啓太、具智元やHO堀江翔太の言葉。
それらから日本ラグビーの強み、スクラムの深みが見えてくる。
日本スタイルのスクラムは伝統工芸だ。
読了後に、そう思う一冊です。