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東京五輪延期で、日本ラグビー協会の岩渕専務理事「選手らのメンタル面のケア必要」

2020.03.26

ワールドセブンズシリーズ2020カナダ大会で男子7人制日本代表を応援するファン(Photo: Getty Images)


 東京オリンピック延期の決定を受けて、男子7人制日本代表のヘッドコーチも務める日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事がコメントを発表した。

「今は、新型コロナウイルスの感染拡大が一刻も早く収束することを何よりも優先すべきであり、『東京2020オリンピック競技大会』延期はその中で下された決断だと思います。オリンピックはアスリートにとって大目標である大会で、ここに向かって打ち込んできた選手・スタッフのメンタル面のケアは何よりも必要なため、しっかりとサポートしていきます。7人制日本代表が掲げる『桜を咲かせる』というチームフィロソフィーを、東京オリンピックまでの道のりのなかでしっかり体現していき、オリンピックの価値をより高めていけるような存在となっていきます」

 東京オリンピックの7人制ラグビーは男女とも12か国の代表チームが参加する予定で、開催国の日本は出場が決まっている。前回の2016年リオデジャネイロ大会では、男子日本代表は強豪のニュージーランドを破るなどして4位、女子日本代表は10位に終わっており、東京大会では初のメダル獲得を目指している。

 現在、新型コロナウイルスの世界的流行により、日本代表にとって貴重な強化の場となるワールドラグビーセブンズシリーズは一時中断中。オリンピック候補選手たちの国内合宿が活動スケジュールに組まれているものの、ウイルス感染拡大防止などの理由で当初の予定どおりには実施できていないのが現状だ。

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