ワールドラグビーセブンズシリーズの今季第6ラウンド、バンクーバー(カナダ)大会が現地時間3月7日に開幕し、招待枠で参加している男子セブンズ日本代表は初日のプール戦を2敗1分けで終えた。南アフリカとイングランドに敗れ、最後のアルゼンチン戦は終盤にいったん勝ち越したものの、ラストプレーで同点とされ勝利を逃した。
日本は初戦、先週のロサンゼルス大会で優勝した南アフリカを相手に辛抱強くプレーしていたが、前半5分、ディフェンス裏へのキックから先制点を奪われ、7分にもトライを許した。
後半、高速アタックでゴールに迫った南アに対し、小澤大が執念のディフェンスを見せるなど日本は粘ったが、南アの守りも堅く、無得点で0-12の惜敗に終わった。
続くイングランド戦は0-29と完敗。
パワフルなランナーを活かした相手に開始30秒でトライを奪われ、前半5分には自陣深くでパスをインターセプトされるミスもあった。
後半も開始から間もなく失点し、相手のペースでゲームは進んだ。3分にはイングランドがゴール前のスクラムから攻め、ボールを手にしたランナーにタックルに行ったキャプテンの吉澤太一が仰向けにされ、5トライ目を献上。日本は数少ないチャンスも相手の堅守に阻まれ、2試合連続の完封負けとなった。
そして、プールA最後のアルゼンチン戦は、勝利をつかみかけたが14-14の引き分けに終わった。
相手に先制された日本だったが、ハーフタイム前、連続アタックで吉澤から小澤、そして津岡翔太郎とつなぎ、今大会初トライが生まれ同点にして折り返した。
後半は互いに譲らず辛抱の時間が続いたが、日本は終盤、林大成が抜けて勝ち越し、14-7とした。
しかし、後半の7分が過ぎ、アルゼンチンのアタックが途切れれば試合終了となるところだったが、日本は反則を繰り返して徐々に後退し自陣に入られ、ついにディフェンスを破られトライとコンバージョンを許し、同点とされ勝利を逃した。
日本は大会2日目、9位以下のトーナメントに臨むこととなり、プールDで最下位だったサモアと対戦する。