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セブンズ米国大会は南アが劇的V! 決勝は19点差からフィジーを逆転、延長激闘制す

2020.03.02

決勝、7点ビハインドの土壇場でトライを決めた南アのブランコ・デュプレア(Photo: Getty Images)


 ワールドラグビーセブンズシリーズ2019-2020(男子)の第5ラウンド、アメリカ・ロサンゼルス大会が現地時間2月29日、3月1日におこなわれ、今季総合ランキングで2位につけている南アフリカが優勝した。開幕ラウンドのドバイ大会に次いで2つ目の金メダル獲得である。

 南アは準々決勝でホームチームのアメリカを12-10で下し、準決勝では総合ランキング首位のニュージーランドに17-0と快勝。決勝では前ラウンドのシドニー大会で優勝していたフィジーとぶつかり、延長にもつれた激闘を29-24で制した。
 ファイナルは、熱狂的なファンの声援を受けたフィジーが序盤から3連続トライで主導権を握ったが、南アは0-19から巻き返した。残り時間30秒を切ったところで7点差にすると、リスタートのキックオフボールを確保して攻め続け、土壇場でブランコ・デュプレアがトライを獲得。デュプレアは難しい位置からのコンバージョンキックも決め、同点に追いついて延長戦に突入した。
 後半終了間際に、ハイタックルをしたフィジーの選手にイエローカードが出ていたため、数的有利の南アは延長1分21秒、カウンターラックで奪い返したボールをつなぎ、最後はサコイサ・マカタがゴールデントライを決め、劇的な逆転勝利となった。

 なお、ワールドセブンズシリーズのコアチーム(常時参戦できるトップ15チーム)ではない男子セブンズ日本代表は、ロサンゼルス大会は不参加だったが、3月7日、8日にカナダのバンクーバーで開催される第6ラウンドには招待枠で出場する。

大逆転勝利でロサンゼルス大会の栄冠に輝いた“ブリッツボックス”(Photo: Getty Images)
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