ラグビーリパブリック

新型コロナで高校日本代表ウェールズ遠征も中止。監督「残念だが、活動終了」

2020.03.02

遠征へ向けて合宿などで強化していた2019年度高校日本代表(撮影:矢野寿明)


 世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるなか、日本ラグビー協会は、3月15~28日に予定していた2019年度高校日本代表のウェールズ遠征を、選手及び関係者の健康面と安全面を第一に考慮した結果、中止することを決定したと発表した。遠征の中止に伴い、U18・U19ウェールズ代表との試合はなくなり、遠征直前合宿も中止となる。
 高校日本代表の海外遠征が中止となるのは、2002年度のイングランド遠征がイラク情勢悪化(のちの「イラク戦争」)に伴い中止となって以来、2回目。 

 2019年度高校日本代表の品川英貴監督は、「U19ウェールズ代表に勝利することをゴールとしてこの1年間活動してきました。合宿を重ねるごとに、選手、スタッフ共に成長が感じられ、直前合宿、ウェールズ遠征を目前に控え、最高の準備をしている段階でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を防止することを目的として日本ラグビー協会より直前合宿及びウェールズ遠征中止の決定を受け、非常に残念ではありますが2019年度高校日本代表の活動は終了となります。選手たちはそれぞれ次のステージで活躍してくれることと思います。U20、ジュニア・ジャパン、そしてフル代表と確実に成長していってもらい、これからの日本ラグビーの発展に『覚悟』をもって貢献してくれることを期待しています」とコメントした。

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