関西のファンにとっては、とても残念な知らせだ。
でも、仕方ない。
多くの人が、花園ラグビー場で初めてスーパーラグビーを見ることを楽しみにしていたが、その願いは叶わない。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、3月8日に東大阪市花園ラグビー場で開催予定だったサンウルブズ×ブランビーズが海外開催となった。
また、3月14日に東京・秩父宮ラグビー場で開催予定だったサンウルブズ×クルセイダーズも海外開催になる。
日程の詳細や試合会場は、明日(2月28日)の夕方までにはスーパーラグビーの運営母体であるSANZAARから発表される。
サンウルブズを運営する一般社団法人ジャパンエスアールの渡瀬裕司CEOが2月27日に会見を開いた。
各チームのメディカルオフィサーとSANZAARが電話会議などを繰り返しておこない、ファン、選手、関係者の安全を一番に考えての決断と話した。
チームは今週末の試合を終えた後帰国し、大阪、東京で2試合を戦い、次の遠征地であるメルボルンに旅立つ予定だった。
しかし今回の変更により、3月28日のワラターズ戦まで6戦連続(6週連続)で海外で試合を戦う、タフなスケジュールとなった。
また、4月5日に秩父宮ラグビー場で予定されているレッズ戦の開催可否については、試合の2週間〜10日前までに、状況を見ながら決めることになる見通しだ。
5月2日のシンガポールでのハグアレス戦を含む、5月以降のホームゲーム3試合についても、状況を見ながら開催可否を決めていくことになりそうだ。
ホームゲームの入場者収入はチームにとっての財源。それがなくなるのは大きな痛手となる。ブランビーズ戦に関しては1万枚以上の前売りチケットの売れ行きで、クルセイダーズ戦についても好調だった。
両試合のチケット購入者への払い戻しについては、詳細が決まり次第アナウンスされる。