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ペタイア離脱もサンウルブズ戦に豪代表7人 連敗レッズ今季ホーム初戦に意気込む

2020.02.20

欧州でのプレーを終えレッズに復帰したジェームズ・オコナー。10番をつけ奮闘中(Photo: Getty Images)


 南アフリカ、アルゼンチンへも飛んだハードな遠征を終えてオーストラリアに帰国したばかりのレッズが、2月22日に地元ブリスベンのサンコープスタジアムでようやく今季最初のホームゲームを迎える。相手は日本チームのサンウルブズ。レッズは開幕からアウェイで3連敗と苦しんでおり、リスタートと切り替えて今季初勝利を狙っている。

 先週末のハグアレス(ジャガーズ)戦は前半に4トライを挙げ最大17点リードを奪いながら、後半失速して逆転負け。そのときの悔しさを味わったスターティングメンバーは全員、サンウルブズ戦でも先発する。

 昨年、19歳の若さでワールドカップ出場を果たしたスターBKのジョーダン・ペタイアは、アルゼンチン遠征のトレーニング中に肩を脱臼し、手術が必要と診断され今大会中の復帰は絶望的となった。しかし、代わりに13番を任された21歳のハンター・パイサミはハグアレス戦で力強い走りを披露し、元オーストラリア代表のレジェンドCTBでレッズOBのティム・ホランにも称賛されており、サンウルブズ戦に自信を持って臨む。

 先発メンバーのうちオーストラリア代表キャップ保持者は7人で、PRタニエラ・トゥポウ、LOアイザック・ロッダ、FLラカン・サラカイア=ロト、SOジェームズ・オコナーは昨年のワールドカップにも出場している。サントリーサンゴリアスの一員となった前主将サム・ケレビが抜けた穴は大きいが、新主将の22歳FLリアム・ライトは体を張ってチームを鼓舞しており、オーストラリア代表復帰が期待されている。
 ハグアレス戦で2トライを挙げるなど活躍し、第3節のベストフィフティーン(チーム・オブ・ザ・ウィーク)に選ばれたWTBクリス・フェアウアイ=サウティアもテストキャップホルダーだ。

 そのほか、インターナショナルプレーヤーではないが、セットピースだけでなくタックラーとしても評価が高いPRのJP・スミスやHOアレックス・マフィ、鋭い走りを武器とするSHテイト・マクダーモットなども注目選手である。

<レッズ (vs サンウルブズ) 試合登録メンバー>

1.JP・スミス  2.アレックス・マフィ  3.タニエラ・トゥポウ  4.アイザック・ロッダ  5.アンガス・ブライス  6.ラカン・サラカイア=ロト  7.リアム・ライト(主将)  8.ハリー・ウィルソン  9.テイト・マクダーモット  10.ジェームズ・オコナー  11.ヘンリー・スペイト  12.ハミッシュ・スチュワート  13.ハンター・パイサミ  14.クリス・フェアウアイ=サウティア  15.ジャック・キャンベル

〔リザーブ〕
16.ED・クレイグ  17.ハリー・フーパート  18.ジョシュ・ナッサー  19.ハリー・ホッキングス  20.フレイザー・マクライト  21.スコット・マロルア  22.アイザック・ルーカス  23.ブライス・ヘガティー

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