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昇格への戦い始まる。セブンズチャレンジャーシリーズ・チリ大会で日本8強入り

2020.02.16


 ワールドラグビーセブンズシリーズのコアチーム(常時参加できるチーム)になるためのプロセスとして新設された「チャレンジャーシリーズ」の第1ラウンド・チリ大会(男子)が現地時間2月15日に開幕し、プールAに入った男子セブンズ日本代表は3戦全勝で準々決勝進出を決めた。

 日本は初戦でウルグアイと対戦し、17-12で勝利。
 長身のジョセ・セルがキックオフボールを確保し、彦坂匡克につないで開始12秒で先制トライを挙げると、6分にはキャプテンの松井千士が自陣から快足を飛ばし10-0とした。
 その後、3点差に詰められ、後半4分にも自陣深くへ追い込まれた日本だったが、逆転チャンスだったウルグアイがラインアウトを乱し、ボールを手にしたティモ・スフィアが約90メートル走り切り、リードを広げた。その後もウルグアイのミスに助けられ、日本は白星発進となった。

 続くポルトガル戦は副島亀里ララボウ ラティアナラなどの活躍で40-0と快勝。

 そして、1位通過をかけたトンガ戦は、開始15秒で失点したが、前半7分に羽野一志がフィジカル強いトンガ相手に当たり負けせずゴールに持ち込み、コンバージョンも決まり同点にすると、ハーフタイム前には危険なプレーをしたトンガ選手にイエローカードが出て、数的有利となった日本は直後、スクラムから攻めて合谷和弘が勝ち越しトライを挙げた。
 後半早々には彦坂が自陣から抜けて約70メートル走り切り、点差を拡大。その後、規律を乱してイエローカードを連発したトンガに対し、日本は着実に得点を重ね、33-7で制した。

 順位決定戦は大会2日目におこなわれる予定で、日本はカップ準々決勝でプールD2位通過のジンバブエと対戦する。

 なお、「チャレンジャーシリーズ」は来週末に第2ラウンド・ウルグアイ大会があり、2大会を通じて上位8チームがプレーオフに進出。そして、プレーオフで優勝したチームが来季ワールドシリーズのコアチームに昇格となる。

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