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齋藤がサンウルブズ初先発! 大久保HC、チーフス戦「自信持って臨める」

2020.02.13

齋藤直人。開幕戦は後半19分から出場し勝利に貢献した(撮影:Hiroaki.UENO)


 スーパーラグビー参戦5季目で初めて開幕戦に勝利した日本チームのサンウルブズが、2連勝を目指して2月15日に東京・秩父宮ラグビー場でチーフス(ニュージーランド)と対戦する。先週末は試合がなく、大久保直弥ヘッドコーチは「チーフスへの対策も早めに取り掛かることができた。自信を持って臨めると思っている」と述べた。

 好スタートを切ったサンウルブズだが、今季新加入した経験豊富な元南アフリカ代表SHのルディー・ペイジが開幕戦で左足首付近を負傷し、チーフス戦は欠場となる。替わりに背番号9をつけるのは、近い将来の日本代表入りが期待される早稲田大学の齋藤直人だ。齋藤は2月1日のレベルズ戦で後半途中から出場し、スーパーラグビーの初舞台を踏んでいた。バックローでは、レベルズ戦で6番をつけたブレンドン・オコナーに替わり、ミッチ・ジェイコブソンが初先発となる。
 リザーブにはHOエフィ・マアフ、FLテビタ・ツポウ、SH木村貴大が新たに名を連ね、サンウルブズデビューとなりそうだ。
 その他のメンバーは変わっておらず、共同主将のCTB森谷圭介とNO8ジェイク・シャッツ、ハードワーカーのFL布巻峻介、LO谷田部洸太郎、レベルズ戦で何度も力強い走りを見せた天理大学のWTBシオサイア・フィフィタ、そしてサンウルブズ選手で唯一第1節のベストフィフティーン(チーム・オブ・ザ・ウィーク)に選ばれたLOマイケル・ストーバークなど、引き続き活躍が期待される。

 今週、「1ステップアヘッド」のマインドセットで取り組んできたというサンウルブズ。FWはセットピースの安定に努め、BKのいいアタックをもっと引き出せるよう、FWとBKの連携については一番大きな改善点として取り組んできた。
「開幕戦で勝つことができ、選手は皆自信を持つことができた。勝利はいいエナジーをチームに与えていると感じている」という大久保ヘッドコーチ。「しかし、スーパーラグビーは甘い世界ではない。チームがいい方向に向かっていることは感じられるが、毎週しっかりと自分たちの勝つプロセスを作り上げていくことが最も重要なことだと思っている」と気を引き締める。
 レベルズ戦では30点のスコアを目標に掲げ、結果それを上回る36得点で勝利を手にした。「今週も30点以上獲りに行けば、自分たちのペースでプレーできているということだし、勝つチャンスも広がるはず」と指揮官。「今週も秩父宮のファンの皆さんの前で、常に“KEEP HUNTING”でトライを獲りに行く姿勢をお見せしたい」

<サンウルブズ 試合登録メンバー(vs チーフス)>

1.ジャレッド・アダムス(NZ出身)  2.ジャバ・ブレグバゼ(ジョージア代表)  3.コンラード・ファンフィーレン(南アフリカ出身)  4.谷田部洸太郎(パナソニック)  5.マイケル・ストーバーク(近鉄)  6.ミッチ・ジェイコブソン(NZ出身)  7.布巻峻介(パナソニック)  8.ジェイク・シャッツ(元豪州代表)  9.齋藤直人(早稲田大)  10.ガース・エイプリル(南アフリカ出身)  11.タウタラタシ・タシ(NZ出身)  12.ベン・テオ(元イングランド代表)  13.森谷圭介(パナソニック)  14.シオサイア・フィフィタ(天理大)  15.ジェームス・ダーガヴィル(豪州出身)

〔リザーブ〕
16.エフィ・マアフ(NZ出身)  17.クリス・イーヴズ(NZ出身)  18.ヘンカス・ファンヴィック(南アフリカ出身)  19.ジャスティン・ダウニー(東京ガス)  20.テビタ・ツポウ(パナソニック)  21.木村貴大(元 豊田自動織機)  22.中野将伍(早稲田大)  23.JJ・エンゲルブレヒト(元南アフリカ代表)

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