自転車の安全基準を満たすための厳しい試験、もし人間が受けたとしたら?
一般社団法人自転車協会は2月7日、ラグビーワールドカップ2019日本代表の田中史朗選手を起用した、安全・安心な自転車の目印である「BAAマーク」のプロモーションWEB動画『BAA TRYOUT』を公開した。
BAA(Bicycle Association (JAPAN) Approved)マークは、自転車協会が業界自主基準として制定した“安全基準”に適合した自転車に貼付されるマーク。
このたび公開されたWEB動画は、普段BAAマーク取得のために自転車が受けている厳しい試験を、人間が受ける試験に置き換えて表現しているという。主人公の自転車役には、ラグビーワールドカップ2019で初のベスト8に輝いた日本代表の田中史朗選手を起用。BAAマークを貼るための試験を模した「だるまさんが転んだ」「ぐるぐるバット」「タライ落とし」などに挑戦し、その頑強な身体で無事クリアするというストーリーになっている。
屈強な男たちが次々と脱落するなか、余裕で試験をクリアしていく者がひとり。それが田中選手だった。全ての試験をクリアした田中選手には試験官から「BAAマーク」が貼られる。後ろのドアから主婦が登場すると、田中選手はおんぶの姿勢になり主婦がその背中にまたがる。次の瞬間、田中選手が自転車の姿に戻り、主婦がBAAマークの貼られた自転車に乗って走り去る……。
これらの不思議な試験は、自転車のブレーキ試験、ハブの回転摩耗試験、フレーム衝撃性試験など、実際に実施されている厳しい試験を表現したものになっており、BAAマークの認定を受けた安全性の高い自転車を選んでもらうきっかけになることを目指した動画だという。