ラグビーリパブリック

男子日本、NZセブンズ14位。ワールドシリーズコアチーム相手に1分3敗。

2020.01.26

イングランド戦でゴールへ駆ける後藤輝也(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby)


 ワールドラグビーセブンズシリーズ(男子)の今季第3ラウンド、ニュージーランド・ハミルトン大会に参加したセブンズ日本代表は、コアチーム相手に勝利を挙げることができず、14位に終わった。

 25日のプールB初戦で南アフリカに敗れ、ケニアと引き分けていた日本は、26日におこなわれた同組最終戦でイングランドに挑んだが、7-26で敗れた。
 日本は試合開始直後、ブレイクダウンで絡まれ相手にボールを渡し、前半1分、ディフェンスを崩され先制された。4分に好走とサポートの連続でゴールに迫ったが、惜しくもタッチライン外に押し出され得点ならず。逆に1分後、自陣深くのラインアウトから攻め上がったイングランドに2トライ目を許してしまった。
 ハーフタイム前、相手にイエローカードが出て数的有利になった日本は、直後、スクラムから攻め、松井千士が揺さぶったあと後藤輝也が切り込んで抜け、トライ。7-14で折り返した。
 しかし後半の序盤、加納遼大が危険なタックルをしたとしてシンビンとなり、直後、イングランドにキックパスを使われトライを許してしまった。ペースを握ったイングランドは終盤にも自陣深くからつないで得点し、日本の挑戦を退けた。

 大会のフォーマット変更により、4つに分かれた各プールの4位チーム中、最も成績が良かった日本は13位・14位決定戦に臨むこととなり、スペインと対戦。後半にリードを奪ったが、試合終了間際に失点し、15-19で逆転負けした。
 この試合も相手に先制された日本だが、前半5分、後藤からオフロードパスをもらった合谷和弘が自陣22メートルライン付近から走り抜け、トライを挙げた。7分には副島亀里ララボウ ラティアナラがボールを奪い返し、後藤がハーフウェイから走り切って逆転。
 その後、スペインに5点を返され10-12で折り返した日本だったが、後半2分、副島が切り込み、サポートした合谷が自陣から長距離を走り切り、再びリードを奪った。ブレイクダウンの好ファイトも光った。
 しかし試合終了前、スペインが自陣からのラストアタックで辛抱強くつなぎ、逆転トライを獲得。日本は勝利目前で落とし、タフな経験となった。

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