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トップリーグ注目の強豪対決は神戸製鋼が勝利! サントリー2敗目

2020.01.26

パワフルに突進する神戸製鋼の中島イシレリ。食らいつくサントリーのジョー・ラタ(撮影:早浪章弘)


 ジャパンラグビートップリーグで連覇を狙う神戸製鋼コベルコスティーラーズが、昨季決勝で戦ったサントリーサンゴリアスと今季第3節でぶつかり、35-29で制した。神戸製鋼は開幕から3連勝(総勝点13)、サントリーは1勝2敗(総勝点6)となった。

 1月26日、兵庫・ノエビアスタジアム神戸に2万6312人の観客が集まった。
 先制したのはサントリーだった。前半4分、SO田村煕がラインブレイクしてゴールへ走り切り、ファーストトライを挙げた。16分にもFB松島幸太朗が突破してチャンスとなり、左外でパスをもらったWTBテビタ・リーが駆け上がってインゴールに突っ込んだが、ラインを越える前にグラウンディングし落球したことがTMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)で確認され、トライは認められず。このミスはサントリーにとって痛かった。

 その後、両チームのキッカーのショットでスコアは動き、神戸製鋼は3-10で迎えた24分、自陣からFB山中亮平のゲインを起点に14フェイズ重ねてゴールに迫り、最後は山中が中央を抜けてトライ。コンバージョンも決まり同点となった。

 その後、サントリーがPGで再び先行したが、神戸製鋼は35分、LOチャン・ソクファンが敵陣22メートルライン外から中央突破でゴールに迫り、サポートもついてたたみかけ、FLトム・フランクリンがインゴールにねじ込んだ。コンバージョン成功で17-13。

 ハーフタイム前にサントリーの田村と神戸製鋼のダン・カーターがPGで3点ずつ追加し、20-16、神戸製鋼のリードで折り返した。

 後半先に得点したのは神戸製鋼で、45分(後半5分)、スクラムからの連続攻撃で敵陣深くに入り、CTBリチャード・バックマンのキックに反応したWTBアンダーソン フレイザーがインゴールで押さえ、5点を追加した。

 52分に反則の繰り返しでイエローカードを提示された神戸製鋼だが、1人少ない状況のなか、サントリーの猛攻をしのぐと、56分、SOカーターのブレイクスルーを起点に敵陣深くに入り、たたみかけ、CTBバックマンが粘り強い前進でタックラーを振り切り、トライ。32-16となった。

 サントリーは61分、WTB中鶴隆彰の好走でゴールに迫り、中央から左にボールを動かし、NO8テビタ・タタフが5点を奪い返した。

 しかし神戸製鋼は65分、カーターがPGを決めて14点差に広げる。

 それでも食らいつくサントリーは73分、神戸製鋼の堅い守りに対して14フェイズを重ね、WTB中鶴がダブルタックルを破ってトライを獲得。試合終了前には途中出場のSOマット・ギタウがPGを決めて7点差以内とし、敗れたもののボーナスポイントを獲得している。

 26日には神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場でキヤノンイーグルス×NECグリーンロケッツの試合もおこなわれ、キヤノンが38-12で制し、2勝1敗(総勝点9)となった。NECは3連敗(総勝点1)。
 キヤノンは前半12分に、FBのSP・マレーがディフェンス裏にキックを放ち、反応したWTBマイケル・ボンドが先制トライを挙げた。16分にはNO8コーバス・ファンダイクの力走からチャンスとなり、サポートしたPR岡部崇人が突進してフィニッシュ。NECはさらに、29分と37分にモールの強さを活かしてトライを重ね、後半も最初に得点して大量リードを奪い、勝負を決めた。

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