7人制ラグビー(セブンズ)が実施される東京オリンピックまであと半年。
メダル候補の強豪国はワールドラグビーセブンズシリーズを転戦中で、1月25、26日にはニュージーランドでハミルトン大会が開催され、ニュージーランド代表が男子、女子そろって優勝した。黒衣のスターは、先月のケープタウン大会(南アフリカ)に続いて今季2度目の男女ダブル制覇である。
男子ニュージーランド代表“オールブラックス・セブンズ”は、プールステージで難敵のアメリカなどを下し4強入りすると、準決勝ではオーストラリア相手に9点ビハインドから逆転勝ちして決勝進出。カップファイナルではフランスと対戦し、27-5で制した。
決勝では、前半にフランスが2枚のイエローカードを提示され、ニュージーランドは数的有利を確実に活かした。黒衣の男たちはタッチライン際でもボールへの執念を見せ、そこから得点に結びつけるなど、勝負強さが光った。
男子ニュージーランドは今季2冠目で、総合ランキングでトップを走っている。
ハミルトン大会に招待チームとして参加した男子セブンズ日本代表は14位だった。
女子ニュージーランド代表“ブラックファーンズ・セブンズ”は、プール戦を圧倒的な強さで1位通過し、準決勝ではフランスに競り勝ち、決勝ではカナダに24-7で逆転勝ちした。
カナダに先制されたニュージーランドだが、ハーフタイム前に根気強くつなぎ同点にすると、後半1分にはミカエラ・ブライドが世界最高峰の走りを披露し、勝ち越し。観客の声援もエナジーにして終盤にも2トライを追加し、歓喜となった。
女子ニュージーランドは今季3冠目で、シーズン総合制覇へ独走状態に入った。半年後の東京オリンピックでも金メダルの本命になりそうだ。
2月1、2日にはオーストラリアでシドニー大会が開催される。