先のワールドカップで、ジャパンが史上初の8強へ進出する原動力となったWTB福岡堅樹が今夏の東京オリンピックへ向けて走り始める。
日本ラグビー協会は1月17日、男子セブンズ日本代表のトレーニングスコッドに福岡ら6人が加わったことを発表した。1月24日から熊谷でおこなわれる、男子セブンズ・デベロップメント・スコッドへの参加が予定されている。
1月18日に豊田スタジアムで開催されるトップリーグ、トヨタ自動車戦には、パナソニックの11番として先発予定だ。五輪前の15人制ラグビーは、日本代表、トップリーグを含め、その試合が最後のプレーとなる見込みだ。
1試合=7分ハーフとはいえ、セブンズは1日のうちに複数の試合があり、各大会とも2〜3日に渡って実施される。
また試合中の動きも、そのためのトレーニングも、15人制とはまったく違う。
そんな競技特性のため、五輪までに残された日数、トレーニング回数、経験を積むための参加可能大会を逆算して考えれば、世界レベルにフィットするために必要な時間は決まる。それが今回のタイミングなのだろう。
2016年のリオ五輪にも参加し、日本のニュージーランド撃破、4位躍進の力になった福岡。夢である医師へなるための活動(勉強)を本格化する前に、メダル獲得の目標も達成するつもりだ。
◆男子セブンズ日本代表トレーニングスコッド追加メンバー
ジョー・カマナ(マツダ)、ティモ・スフィア(朝日大)、カヴァイア・タギベダウア(白鷗大)、フィシプナ・トゥイアキ(セコム)、ソシセニ・トコキオ(豊田自動織機)、福岡堅樹(パナソニック)