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男子日本が今季ワールドセブンズシリーズ初勝利 ウェールズ倒しケープタウン大会15位

2019.12.16

ケープタウン大会で入場する男子セブンズ日本代表(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby)


 来夏の東京オリンピックへ向け、強豪が集うワールドラグビーセブンズシリーズに招待枠で参加し経験を積んでいる男子セブンズ日本代表が、第2ラウンドのケープタウン(南アフリカ)大会で今季初勝利を挙げた。

 第1ラウンドのドバイ大会から苦汁をなめ続け、ケープタウン大会でも黒星を重ねていたが、同大会最終日の12月15日、全16チーム参加中の15位決定戦に臨み、ウェールズに19-15で競り勝った。

 開始1分で相手に先制された日本だったが、前半5分、ゴールに迫った加納遼大がハイタックルを受けながらもインゴールにグラウンディングし、藤田慶和がコンバージョンキックを決めて逆転した。イエローカードを提示されたウェールズ選手が退出している間、数的有利を活かせなかったものの、日本は7-5とリードして前半を終えた。

 後半2分、藤田のパスミスから相手にボールを渡してしまい、スクラム再開からウェールズにつながれトライを許すイヤな流れになったものの、その約1分後、自陣から津岡翔太郎が力走して大きくゲインし、キャプテンの松井千士がサポート、そして加納につなぎ、逆転トライが生まれた。
 日本はさらに6分、ゴール前でPKをもらうと、今大会がワールドシリーズデビューとなったフィシプナ・トゥイアキがクイックタップからパワーでタックラーを振り切り、トライ。コンバージョンも決まり9点差をつけた。
 ホーンが鳴ったあと、ウェールズにトライを許したものの、勝利には十分の点差だった。

 12月20日には、7人制日本代表の第二次オリンピックスコッド(候補選手)と今後の活動日程が発表される予定。

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