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日本代表の強力スクラム育てた長谷川慎コーチ、ヤマハに3年ぶり復帰。

2019.12.09

今夏、ワールドカップ前の合宿で日本代表のスクラムを指導する長谷川慎コーチ(撮影:Hiroaki.UENO)


 日本代表のスクラムコーチとしてワールドカップ2019ベスト8入りに大きく貢献した長谷川慎氏(47歳)が、ヤマハ発動機ジュビロのアシスタントコーチに就任したことが12月9日に発表された。かつて同クラブで指導したことがあり、3年ぶりの復帰だ。

 ヤマハ発動機は来月12日に開幕するトップリーグ2020へ向け、9日から宮崎県で本格的な強化合宿に入り、長谷川コーチも合流している。

 長谷川氏は選手時代、日本代表のプロップ、フッカーとして40キャップを重ね、1999年と2003年のワールドカップでもプレー経験がある。
 「スクラム番長」と呼ばれた男は、指導者となってからは、2011年から2016年度までヤマハ発動機のフォワードコーチを務め、強力パックを育て、2014年度の日本選手権優勝などに貢献した。そして、スクラム強化における手腕と理論が認められ、2016年秋に日本代表へ入閣。スクラム強国のフランスで学んだ組み方もアレンジしながら、8人一体となって押し込むスクラムを細部まで徹底的に教え込み、スクラムは日本代表の武器と言われるまでに成長させ、偉業達成の功労者となった。

 長谷川コーチを迎えたヤマハ発動機ジュビロは、1月12日のトップリーグ開幕戦でトヨタ自動車ヴェルブリッツと対戦する。

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