東京オリンピック開幕まで8か月を切ったなか、男子セブンズ日本代表は強豪国が集う「ワールドラグビーセブンズシリーズ 2019-2020」の第1ラウンド・ドバイ大会に招待チームとして参加したが、4戦全敗で最下位に終わった。
大会最終日の12月7日、プールステージの成績がワースト2だったウェールズと15位決定戦に臨み、12-38で敗れた。
ウェールズ戦、日本は今大会初めて先制した。前半3分、ラインアウトからのスピーディーな展開で山内俊輝がフィニッシュ。すぐに逆転されたが、6分には彦坂匡克が自陣10メートルラインからハンドオフで抜け、そのまま走り切り再び先行した。
しかしハーフタイム前、キャプテンの吉澤太一が危険なタックルでシンビンとなり、数的不利のなか、ウェールズにトライを奪われ、コンバージョンキックも決まり12-14で折り返した。
後半の序盤も6人の日本に対し、ウェールズはすばやくワイドにボールを動かし、大外を攻略してトライを挙げた。
日本はその後、後藤輝也がチャンスメイクしたシーンもあったが、サポートした仲間が痛恨のフォワードパスで悪い流れを止められず。助かったウェールズはまもなく、自陣深くからの逆襲でトライを決め、点差を広げた。日本は5分と終了間際にもパスミスからピンチを迎えて連続失点し、悔しい敗戦となった。