12月8日、京都・宝が池球技場で関西大学ABリーグの入替戦が行われ、A8位とB1位の対戦となった試合で関大が勝ち、来季のAリーグ昇格を決めた。敗れた大体大は2シーズンをAリーグで戦ったが、AからBへの降格はこれで2度目となった。
A7位の摂南大は、B2位・龍谷大を66-21(前半33-7)で破って残留を決めた。
関大が43-21で大体大を破った。前半は、17-14と僅差リードで終えた関大は、後半開始から再度アクセルを踏み込む。後半2分にハイパント、15分にチャージ、23分にはキックパスを起点にトライを重ねて突き放した。
後半2分のトライは、キックオフ間もなくのキックラリーから。WTB勝又佑介が中盤のハイパントを絶妙の高いキャッチで抑えると、一気に逆タッチまで順目展開。やはりWTBの大西俊一郎が大体大デイフェンスの裏に中フライを上げて、自らインゴールで押さえてトライ(G成功)、後半早々に24-14と差を広げた。
後半15分のトライも、キックで相手をゴール前に押し込んだラックから。ラック横から相手SH目掛けて狙い澄ましたチャージを決めたHO淡野徳蔵の殊勲だった。31-14とさらにプレッシャーをかけた。
23分のキックパスはSO小松原柚貴主将から、WTB末廣賢三へ糸を引くようにつながった。38-14として大きく勝利に踏み寄った。その後は1トライを返されるも、危なげない試合運びで終盤へ。最後に1トライを加えての完勝だった。
関大が、昨年の入れ替え戦で摂南大に敗れ降格してから1年、最速でのA復帰を果たした。