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女子セブンズ日本代表はドバイ大会プール戦全敗 ベスト8入りならず

2019.12.06

フランス選手を止めようとする中村(左)とバティヴァカロロ(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby)


 来夏の東京オリンピックを最大の目標とする女子セブンズ日本代表は、招待チームとして参加している「HSBC ワールドラグビー女子セブンズシリーズ 2019-2020」の第2ラウンド、ドバイ大会で、ベスト8に入ることはできなかった。

 初日、プールCの初戦でニュージーランドに大敗し、大会2日目の12月6日は同組のフランスに7-21、イングランドに14-31と敗れ、0勝3敗でプールC最下位となった。最終日は11位・12位決定戦に臨むこととなり、ブラジルと対戦する。

 フランス戦、日本は立ち上がりがよく、敵陣深くに入って攻め続けたが、フランスの守りはしぶとかった。平野優芽、鈴木陽子、バティヴァカロロ ライチェル海遥らが好走するも得点につながらず、0-7で折り返した。
 後半3分には敵陣22メートルライン内のブレイクダウンでターンオーバーされ、フランス選手の独走を許した。5分にはカウンターラックでボールを失い、瞬く間に点差は広がった。
 日本は終了間際に平野のビッグゲインでチャンスを作り、たたみかけて鈴木がトライを挙げたが、反撃が遅かった。

 次のイングランド戦も先制できず、追う展開となった。
 フィジカルを活かして攻め上がるイングランドに対し、日本は弘津悠らが強烈なタックルをして応戦したが、前半2分にトライを奪われた。リスタートではキックされバウンドしたボールがイングランド選手の手に入り、連続失点。イングランドの勢いは止まらず4分にもスコアされ、点差は広がった。
 日本は5分、バティヴァカロロの力走で敵陣22メートルライン内に入り、相手に反則があってPKを得、キャプテンの中村知春が速攻、空いたスペースを弘津が抜け、トライを奪い返した。
 しかし、大量得点でベスト8入りの可能性があったイングランドはアグレッシブに攻め続け、ハーフタイム前と後半5分に得点して点差を拡大。
 日本は6分、平野がハーフウェイ中央から抜けて走り切り、トライを奪い返したが、今大会初勝利には届かなかった。

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