男子7人制ラグビーの強豪国が競う「HSBC ワールドラグビーセブンズシリーズ 2019-2020」のオープニングラウンド、ドバイ大会が12月5日に開幕し、招待枠で参加の男子セブンズ日本代表はプールAの初戦で昨季総合チャンピオンのフィジーに挑み、17-24で惜敗した。
日本は開始20秒でフィジーに先制トライを許し、2分すぎには自陣深くのスクラムでターンオーバーされ、今年のワールドラグビー最優秀セブンズ選手であるジェリー・トゥワイにゴールラインを割られた。
しかし前半5分、彦坂匡克のビッグゲインで敵陣深くに入ると、相手が反則を犯して日本はPKを得、藤田慶和がクイックタップからトライを決めた。
日本はハーフタイム前にもテンポよく攻め続け、チャンスとなったが、藤田から右外にいた桑水流裕策へのクロスキックは不運なバウンドとなってつながらず、5-10で折り返した。
後半、先にフィジーに2トライを奪われ、点差を広げられた日本だが、しぶとく王者に食らいつき、相手にイエローカードが出て数的有利となった後半6分、継続したボールを藤田がフィニッシュ。そしてラストアタックでは、津岡翔太郎、ジョセ・セル、石田吉平と見事につなぎ、得点してチャレンジを終えた。
来夏の東京オリンピックへ向けてワールドシリーズを貴重な経験の場としたい男子セブンズ日本代表は、ドバイ大会2日目(12月6日)、プールAの残り試合でフランス、アルゼンチンと対戦する。