ジャパンラグビートップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツは12月2日、オールブラックス(ニュージーランド代表)前ヘッドコーチのスティーブ・ハンセン氏がディレクター・オブ・ラグビーとしてチームに加入すると発表した。
ニュージーランド出身の60歳であるハンセン氏は、2011年の自国開催ワールドカップではオールブラックスのアシスタントコーチとして優勝に貢献し、2015年大会は指揮官として連覇を達成。2019年の日本大会は3位に終わったものの、これまで数多くのタイトルを獲得し、ワールドラグビーの年間最優秀コーチ賞に4度(2012~2014、2016)も輝いた世界的名将である。
トヨタ自動車ヴェルブリッツ入りは2019年のワールドカップ期間中から噂されていたが、このたび公式発表となり、ハンセン氏は「トヨタ自動車ヴェルブリッツの一員になることを楽しみにしています。ヴェルブリッツは素晴らしい価値観を持った強いクラブです。チームが優勝するために挑戦することは大切なことでありますが、同時に大切なのは、みんなが誇りに思える文化や環境を作り上げることです」とコメントした。
なお、2019年度のトヨタ自動車ヴェルブリッツには、オールブラックスのNO8、FLとして127キャップを重ね、2回のワールドカップ優勝に貢献し、2019日本大会ではキャプテンを務めた元世界最優秀選手のキアラン・リードも新加入することが決まっている。