ラグビーワールドカップ2021ニュージーランド大会(女子)の予選を兼ねたオセアニアラグビー女子選手権大会が、11月18日から30日にかけてフィジーのラウトカでおこなわれ、女子フィジー代表が悲願の初出場を決めた。
15人制の女子フィジー代表が初めて国際試合をおこなったのは2006年と歴史が浅く、過去8回のワールドカップで、強豪のニュージーランドとオーストラリア以外では、オセアニア地区から出場していたのはサモアだった。前回の2017年大会、フィジーはアジア・オセアニア予選で香港と日本に敗れ涙をのんでいた。
そして、2021年の大舞台出場をかけた今回のオセアニア女子選手権は、サモア、トンガ、フィジー、パプアニューギニアの代表チームと、ニュージーランドとオーストラリアのデベロップメントチームが参加。女子トンガ代表が、麻疹(ましん/別名:はしか)の疑いがある選手がいたため感染のリスクを考慮して離脱となったなか、女子フィジー代表はグループステージでサモアに26-7と競り勝ち、最終戦でも同じライバル相手に41-13と連勝し、ワールドカップ初出場を決めた(2019オセアニア選手権優勝はニュージーランド・デベロップメント)。
2021年大会は、前回大会のトップ7だったニュージーランド、イングランド、フランス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ウェールズに自動的に出場権が与えられ、フィジーのほかに、南アフリカもアフリカ予選を制して出場権を獲得している。
アジア予選は来年おこなわれる予定で、女子日本代表(サクラフィフティーン)は2大会連続5回目の出場を目指す。