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今年の最優秀チームはスプリングボックス! W杯優勝に導いたエラスマスに最優秀コーチ賞

2019.11.04

W杯を制した翌日、リラックスしてワールドラグビーアワードを楽しんだ南ア代表(撮影:松本かおり)


 2019年のラグビー界の主役は、南アフリカ代表“スプリングボックス”だった。
 11月3日に都内でワールドラグビーアワードが開催され、年間最優秀チーム賞、年間最優秀コーチ賞、年間最優秀選手賞の3部門で栄冠に輝いた。

 スプリングボックスは今年、10年ぶりに南半球(ラグビーチャンピオンシップ)を制し、自信と勢いをつけてさらにチーム力を高め、この秋、日本で開催されたワールドカップで12年ぶり3度目の優勝を果たした。テストマッチ12試合中、唯一負けたのがワールドカップ初戦(プールB)のニュージーランド戦だったが、ワールドカップで黒星を喫したチームが頂点に立つという、初めての歴史をつくった。世界ランキングでは、2009年11月以来の1位に返り咲いている。
 スプリングボックスの同賞受賞は10年ぶり4度目。
 この賞にはワールドカップで初のベスト8入りを果たした日本代表もノミネートされていた。

 年間最優秀コーチ賞には、日本代表のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチも候補に挙がっていたが、名前をアナウンスされたのは南アのラシー・エラスマスだった。47歳の巧妙な戦術家である彼は、低迷していたスプリングボックスを見事に再建し、ワールドカップ優勝に導いた。

 年間最優秀選手賞は、グリーン&ゴールドジャージーの7番をつける27歳のバックロー、ピーターステフ・デュトイが受賞した。

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