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トヨタのホワイト監督退団、ワラターズコーチが新HC就任。加入噂のNZ名将ハンセンについては…

2019.11.03

ジェイク・ホワイト前監督(左)とサイモン・クロン新ヘッドコーチ


 11月3日、活動を再開したトヨタ自動車ヴェルブリッツが、来年1月に開幕するジャパンラグビートップリーグ2020へ向けて新体制を発表。
 元部員2人が麻薬及び向精神薬取締法違反で逮捕・起訴(判決確定)され、「関係者の皆様方に多大なるご迷惑をおかけしましたことに、深くお詫び申し上げます。今回の事態を厳粛に受け止め、日々の運営と部員に対する指導を根本から見直し、再発防止に向け全力で取り組んでまいります」とし、活動再開にあたり、部の体制見直しがおこなわれた。

 2017年度から指揮を執ってきたジェイク・ホワイト監督が退団。2007年に南アフリカ代表を率いてワールドカップ優勝を遂げた名将は、トップリーグにおいてトヨタ自動車ヴェルブリッツを2季連続でベスト4入りさせ、昨季は新設のカップ戦を制してチームにタイトルをもたらした。
 惜しまれながら退団することになったホワイト氏は、「トヨタ自動車ヴェルブリッツのファンの皆様、いつも温かいご声援をありがとうございます。就任以来、試合だけではなく、練習にも足を運んでいただくファンが増え、チームは成長することができました。皆様ご存知のようにヴェルブリッツは若いチームです。今まで以上の飛躍が期待されますのでこれからも選手に対し、叱咤激励をお願いします。最後にトヨタ自動車ヴェルブリッツと日本ラグビー界の更なる発展を祈念しております」とコメントした。

 斉藤富久顧問、宗雲克美部長、大籔正光チームコーディネーターらも退団する。

 新ヘッドコーチは、U20オーストラリア代表やシドニー・レイズのヘッドコーチを経験し、スーパーラグビーのワラターズでアシスタントコーチを務めていたサイモン・クロン氏が就任することが決まった。

 その一方、ヴェルブリッツ入りが噂されているニュージーランド代表のスティーヴ・ハンセン ヘッドコーチは、ワールドカップ期間中にそのことについて訊かれ、「監督として来日するのではない。(同チームで)違う職に就くことになっている。少し引いた立場だ」と話していたが、この日のリリースではハンセン氏についての発表はなかった。

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