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【ラグビーW杯 3位決定戦 ハイライト動画】オールブラックスが執念を見せる

2019.11.01

ベン・スミスは84キャップ目のこの試合がNZ代表ラスト。大会後はフランスのポーへ(Photo: Getty Images)

 3位決定戦で66年ぶりの打倒ニュージーランドに燃えるウェールズだったが、準決勝の激闘から中4日というスケジュールが響いたか。負傷者も相次ぎ、スターティングメンバーを9人変更して臨んだが、オールブラックスのほぼベストメンバーとの一戦は厳しい結果となった。

 開始3分にニュージーランドはペナルティゴールのチャンスをSOリッチー・モウンガが外したが、5分にキックのリターンからボールをつなぎ、PRジョー・ムーディーがトライ。13分にもFBボーデン・バレットに簡単にディフェンスラインを突破されて、2トライ目を許した。

 しかし、16分、ウェールズは、ペナルティのチャンスにゴールを狙わず。タッチキックでトライを奪いにいくことを選択。FWでフェーズを重ねると、最後は左へ大きく展開。FBハラム・エイモスがサイドを駆け上がり1トライを奪い返した。
 
 ウェールズは、その後も左右へ大きくボールを展開。風も味方につけて攻勢を仕掛けたが、33分と41分にニュージーランドのWTBベン・スミスに2トライを奪われ、前半だけで28-10と引き離されてしまった。

 後半、風上に立ったニュージーランドは、キックで前進。後半開始から、わずか2分でCTBライアン・クロッティがトライを決めて追加点。

 ウェールズはメンバーを交代して、反撃の狼煙を上げる。59分にWTBジョシュ・アダムズがラックサイドに潜り込んで1トライを返した。後半に強いウェールズらしく、前進を重ねるが、黒い壁を打ち破ることはできず。

 逆に76分にSOモウンガにダメ押しのトライを決められて、40-17でノーサイドとなった。

ワールドカップ日本大会を戦い終え、笑顔で話すNZのキアラン・リード主将(左)と
ウェールズのアランウィン・ジョーンズ主将(Photo: Getty Images)