ワールドカップ日本大会で3連覇を狙うオールブラックスことニュージーランド代表は、10月26日、神奈川・横浜国際総合競技場でイングランド代表との準決勝をおこなう。NO8で先発するキアラン・リード主将は「我々は国に勝利を期待されている」と重圧と向き合っている。
「オールブラックスには常にプレッシャーがある。初めてオールブラックスに入る選手にも試合に勝たなきゃ、いいプレーをしなきゃというプレッシャーがあります。準決勝では、いつもの準備ではうまくいくかわからないということで、もっといい準備をしています。ハングリー精神もあります」
これまで125キャップを獲得してきた身長193センチ、体重111キロ。今回出場すれば、主将としてのキャップ数を51とする。同国のレジェンドであるショーン・フィッツパトリックに並ぶ。同氏は今回、宿舎へ訪れたとし、「かつては彼のことを見上げていた。我々としてはレジェンドの存在ですし、素晴らしい人間性を持っています」とした。
対するイングランド代表とは昨年11月に対戦し16-15と辛勝。次戦へは「相手が違うことも認識したうえで今度の準備をしています」と意気込みつつ、「相手がどのプレーをするかも理解できた。ただ、我々のやりたい内容に集中しています」と気を引き締める。
自軍では、6番で先発のスコット・バレットに空中戦での奮闘を期待。普段はLOのスコット・バレットがFLに入ることへも「コーチが今回のメンバーを選んでくれた。彼にはラインアウトがあって、試合に入ればいいパフォーマンスが出せる。今週は(練習で)6番に入ってくれていた」と不安はない。
試合当日、34歳の誕生日を迎える。