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「下を向く必要はない、胸を張って」 リーチ マイケル、誇り高き日本代表主将。

2019.10.21

敗れた悔しさはあるが、すべてを出し切った。日本代表リーチ マイケル主将(Photo: Getty Images)


 ラグビーワールドカップ2019日本大会で悲願のベスト8入りを果たした日本代表は10月20日、観客4万8831人が熱狂した東京スタジアムで南アフリカ代表と準々決勝を戦い、すべてを出し尽くし、3-26で敗れた。

「4年間この日のことを思い続けてきた」

 そう語ったリーチ マイケル主将は試合を振り返り、「南アフリカが素晴らしかった。(彼らの)強みであるスクラム、モールを徹底的にやってきて、それで80分まで戦い続けた」と勝者を称えた。しかし、満足感はないという。「相手が強すぎたというわけではなく、南アフリカの強みを100パーセント出してきたということ。自分たちはそれに対応できなかった、という感じだった」

 試合後、グラウンドでの円陣ではチームメートにこう伝えた。
「下を向く必要はない、胸を張って。このチームを作ってキャプテンとして誇りに思っている。選手一人ひとりも誇りに思うべき。今後の態度や姿を見せることが大事」

 アジア初のワールドカップで、アジア初のベスト8進出を果たした。日本ラグビー界の未来だけでなく、アジア全体にも希望をもたらした桜の勇者たち。大会を振り返り、リーチ主将はこう言った。
「正直な気持ちは、本当にこのチームを誇りに思っている。ジェイミー(ジョセフ ヘッドコーチ)をはじめ、このワンチームを作り上げてきて、本当に努力をしてきて勝つために全てのことやってきた。チームのキャプテンをやってきたことを誇りに思う。多くのファンのサポートに心から感謝したい」

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